現在では、都市化が著しく進み、街から緑が失われました。都市部では、一戸建てからマンションなどの集合住宅に居住する割合が増え、多くの人が緑と親しむ機会が減少しました、これは仕方のない現状でしょう。
この要因から、室内で育てられる観葉植物が注目されはじめたのですが、昔に比べて本当に豊かで住み良い環境になりましたがその代償として、たくさんの自然が犠牲の上で成り立っています。今まで植物に馴染みのない人もこの機会にぜひ興味をもっていただき自然と植物を尊ぶ心と愛をもって頂けたらと思います。 観葉植物管理
栽培管理
パキラ:冷害について
セントポーリア:リングスポット(水滴の跡)をいいます
栽培管理のうっかりミスが原因で、その結果あらわれた症状が病害虫の被害症状と似ている場合があります。原因をはっきりさせて管理方法を改善すれば解決です。代表的なものとして次のような事例があげられます。
●原因
【物理的要因】管理作業中に誤って茎や枝に傷をつけたり、強風で折れしまうために、その部分より上が変色枯死することがあります。
【日照の過不足】観葉植物などに多いのですが、室内の植物を急に日光に当てたため葉焼けを起こし、その部分が変色してくることもあります。逆に日照不足で葉が黄変することもあります。
【温度障害】一般に洋らんなどでは夏期の高温で蕾が黄色くなって落ちてしまうことがあります。また、寒さのために葉がとろけるように変色する植物もあります。
【急激な環境変化】植物は環境が急に変化すると、せっかく着いた蕾が黄変して落ちてしまうこともあります。特に室内を暖房している時に起こりやすく、葉も変色することがあります。
【水管理】鉢植え植物に多く見られますが、水のやり過ぎで根が腐ってしまったり、逆に乾き過ぎて生育が悪くなり、枯死することもあります。
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