灰色かび病
シクラメン/ バラ /ベゴニア/ペチュニア /に多いとされています。
★発生時期
3〜12月(4〜7月、10〜11月、温室では12〜4月に多く発生する)
★寄生植物
草花、野菜、庭木、らん類、球根などほとんどすべての植物
被害症状
茎葉が溶けるように腐り、さらに病気が進行すると灰色のカビに覆われます。
花では始め、花弁に水滴がにじんだ様な跡がつき、白い花では赤い斑点、色のついた花では白い斑点が多数生じます。
病気が進行すると花が褐色になり腐ってきて、やがて灰色のカビに覆われます。
発生の特徴
灰色かび病は寄生範囲が広く、ほとんどすべての植物で発生します。
低温多湿を好むので春先から梅雨、秋口から冬の初め頃の気温がやや低く、湿度の高く、雨が多くて日照が不足しがちな時期に発生が多くなります。
防除方法
湿度を好むので水のやり過ぎに注意し、なるべく風通しを良くして栽培します。
枯れた部分にも病原菌が残っているので、なるべく取り除きます。
病原菌は害虫の食害跡やしおれた花弁、チッ素過多により軟弱に育った植物組織などから侵入するので害虫を防除し、咲き終わった花をこまめに摘み取り、肥培管理を適切にすることでも予防できます。 |